大学堂書店が本郷三丁目店の閉店を決めたとおかみさんから聞きました。後日、店主の横川サンがいらしたのでご挨拶すると、元気なうちにお辞めになることおっしゃっていました。
この界隈に新刊書店のあった時も知っていますが、私が仕事の縁で通ってきたこの年月はすでに本や雑誌の売れ行きが落ち込んでいた状況でした。
そうした中で大学堂書店は耐え忍ぶ様に店を開いていました。息抜きの場所としてかっこうの場所でしたが、私だけではなかったはず。
大学堂書店はジャンルが広く、一般向けの図書以外にも豆本や古い雑誌パンフレットもとりそろえています。資料探しにはうってつけの場所です。来店客の少なさにもったいない気持ちを抱きましたが、その一方でひっそうりとした場所なのを求めている相反する気持ちもあったり・・・。その愉しみもことしの4月の末まで。
ネット販売がないのでお近くを通りかかれる方は一度ご覧になってはいかがでしょうか。
大 学 堂 書 店(本郷三丁目店 【文庫・新書・文学・社会・歴史・芸術・趣味の本】 巡る古書籍 拡がる文化 さまざまな古書を楽しむお店 気軽に立ち寄れるお店
投稿者: 東京のむかしと本屋さん編集部
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